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エッセイ(雑記)

面白いラノベの見つけ方(初心者編)

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 (自分にとって)面白いと思える小説に出会うことは、読者に悦楽をもたらす。読んでる最中は言うまでもなく、読んだ後も表紙や背表紙を眺めながらニヤニヤしたり、手にとってペラペラめくったり、お気に入りのキャラやセリフをなぞったり、いつ再読しようかなどと考えたりすることは、本好きにとっては至福の時間である。筆者はその限りではないが、二次創作(イラストや小説など)に励む方々も大勢おられることと思う。

 ある意味でそのような作品に出会えることは「当たり」である。いつもいつでも、どんな作品を読んでも楽しめるという猛者は別として、一般の読者には趣味や嗜好があるだろう。本屋で手にとった小説が「自分に合う」かどうかは、基本的に読んでみなければわからない。これは一種の「賭け」である。数ある作品の中から選び抜いた作品が自分の趣味には合っていなかったと悟った時、落ち込んだ経験はないだろうか。

 さて、筆者は、おそらく他の一般の読者と同じように、「自分の趣味に合った」「ラノベ」を読みたいと常々思っている。本屋における賭けに常に勝ちたいと思っている。しかし、残念ながら、これまでの戦績は常勝からはほど遠い。当たりを引くときもあれば、はずれを引くときもある。自分の好みに合う作品をどのようにして見つけ出すかは大変悩ましい問題である。本屋のラノベコーナーからお気に入りの一冊を見つけ出すのは楽しい作業かもしれないが、金と時間がかかってしまう。

 そもそも苦労をせずに好きな作品だけを読みたいというのが間違っている、という論は一理ある。特に反論はない。

 それでも、有限な資源を分配するにふさわしい作品に巡り会いたいと思うのは自然である。そこで、何か効率の良い方法はないかと探ってみることにしよう。このエッセイは特に体系的なものを目指しているわけではなく、筆者が思う方法をツラツラと書いていっているだけなので、肩の力を抜いて読んでほしい。また、基本的にはラノベの書籍を対象としているが、「なろう」作品にも部分的に当てはまりうるので、ラノベを普段読まない方にも興味を持っていただければ幸いである。

 なお、内容はかなり初心者向けになっている。筆者自身、ラノベ初心者である。

 ラノベの特徴であるイラストは、考察の対象外とする。イラストが好みかどうかは比較的判断しやすい。表紙を眺めるか、中身をチラ見すれば、おおよその感触はつかめるだろう。今回は、ラノベの本編である文章、ストーリーに関する良し悪しを基準にしたい。



 1. シリーズ買い、作家買いは基本。

 ラノベはシリーズものが多いので、手が出しにくい。反面、当たれば楽しみが増えるメリットがある。

 まれにシリーズものの途中の巻から読み始める、という読者もいるのかもしれないが、多くのラノベ読者は第1巻から順番に読み進めていくのだろう、と思う(ただし、アニメなどですでに序盤の内容を知っており、一刻も早く先が読みたい場合は別である)。一度当たりを引いたなら、その続刊を買うことは、全く別のシリーズの1巻を買うよりも期待値は高いだろう。また、シリーズものを完結、あるいは現時点での最新刊まで読み終わったなら、同著者の別シリーズに手を出す、というのはやはり期待値が高く、有効であると考えられる。

 これはラノベや書籍化小説に限った話ではなく、なかば常識と化していることだと思う。「なろう」でも、面白い作品を見つければ、その著者の別の作品に当たろうとするでしょ? え、しない? まあ、そういう方もいらっしゃるとは思うけれども。

 いろんな作者の多様な作風に触れたいんだ、ということを希望される方には合わないかもしれないが、とにかく面白いものが読みたいと望んでいる読者は、まずシリーズ買いや作者買いをオススメする。

 ただ、実際のところ、1巻で切るかどうかは悩ましい問題だったりする。ラノベのシリーズものの1巻は、極端なケースでは、「登場人物紹介」や「世界観紹介」だけにとどまっている場合がある。大きな事件が起こるわけでも、ストーリーが大きく動くわけでもないケースがたまにあるのだ。そういう場合でも、2巻以降で面白い展開が待ち構えている可能性がある。しかし、1巻で惹きつけられなかった場合は、何か2巻以降の面白さを担保してくれるもの(あとがき、書評、他読者の感想)がなければ、1巻で切るのもやむなしのようにも思う。



 2. メディアミックスは(ラノベ読者にとって)役に立つ。

 人気のあるラノベ作品や、出版当初から複数のメディアで展開することが予定されている作品に関しては、小説を手にとる以外にも、それらに触れる機会がある。例えば、アニメ、ゲーム(特にスマホゲーが多いだろうか)、映画、漫画、各種イベントなどである。これらを利用することは、面白いラノベを見つけるのに役に立つ。

 特にアニメ化作品は、(視聴が可能ならば)事前にアニメでチェックして好みに合うか検討することができる。最大の利点は、(基本的に)お金がかからないことである。また、映像化されているほうが世界観に入り込みやすい、といった方もおられるのではと思う。

 注意点があるとすれば、それは「想像の余地の縮小」だろう。一旦映像化されているものを見てしまうと、原作小説を読んでいてもその映像が脳裏に浮かんでくる可能性が高い。このことの何が問題なのかピンとこない方は、多分気にしなくとも良いのだろう。しかし、想像の余地が奪われる可能性を恐れる方は、小説以外のメディアには極力触れないようにするのがいいのかもしれない。



 3. 売り上げランキングや他メディアへの露出度の高さは、経験上あまり当てにならないが……。

 あくまで筆者の経験上の話であるが、「よく見かける」「売れているらしい」というのは、面白い作品であるための必要条件ではあったとしても、十分条件たりえない。自分好みの作品を探すのに向いていないだけでなく、作品の質を保証するものでもない。人気作の中にも、「なんでこんな作品が……?」と思ってしまうものも多々ある。これはラノベに限った話ではないだろう。

 ただし、筆者がこれまで面白いと思った作品を振り返ってみると、だいたいどれも有名作である。詳細な売り上げは知らないが、かなり知名度が高い作品が多い。

 これらのことを踏まえると、ランキングや他メディアで見かける作品は、それ以外の作品よりも面白い可能性が高いのではないか、とは思う。さっきと書いていることが逆になっているように読めるかもしれないが、結果的には作品の露出度の高さは、面白さの期待値とは大雑把に比例しているのではないか、という気はする。他読者や編集者の目もあながちバカにはできない、ということだ。ランキングや露出度だけで読む作品を決めるのではなく、参考程度にするというのが妥当なところなのではないかと考える。

 重要な補足をしておく。「ラノベの最高峰」だとか、「これぞNo. 1ラノベ」だとか、そんな煽りが付いている作品が世の中には存在する。それらの言葉を信用してはならない。仮にこれらの箔がついた作品があなたの期待を下回ったとしても、それはあなたのせいではない。また、「こんなのがラノベの最高峰なら、他のラノベはもう読まなくていいや」などと考えるのも誤りである。何が最高峰でNo. 1なのかは、あなたが決めることだ。他人の意見に惑わされてはいけない。



 4. ラノベ雑誌の利用は(筆者には)正直よくわからない。

 wikipedia情報によれば、現在でも刊行しているラノベ雑誌はあるようである。筆者はラノベ雑誌に限らず、文芸雑誌、漫画雑誌なども買わないので、雑誌から面白い作品を見つける方法についてはよくわからない。

 ラノベ作家による短編詰め合わせとかがあれば、作家発掘に役立つのかもしれないなあ、とはよく考える。しかし、ラノベ作家は、シリーズものの短編ならともかく、単発の短編ものをあまり書かないというイメージを筆者は持っている。例外はあるかもしれない。ただ、一般文芸におけるテーマに沿った複数作者による短編集のようなものは、ラノベには期待できないのかなあ、とも思う。あればいいのになあ。



 5. あらすじは(基本)必読。あとがきを読むのは微妙かも。

 実際の書店にて、行き当たりばったりで探す方法である。表紙のイラストに関しては、初めのほうに述べたように触れないことにしたので、ここでは中身だけを問題にする。

 文庫を裏返したり、1ページ目を開いたときに見つかる「あらすじ」を読むのは基本である(稀にあらすじを読みたくないという人もいるかもしれないが、そういう方はこの節を飛ばしていただきたい)。あらすじを読んで食指が動くかどうかが、一番の決め手であろう。

 では、あらすじだけ読んでも判断できない場合はどうするか。中身を読んでみる? しかし、書店で立ち読みができるからといって、その場で50ページや100ページも読む人は稀だと思う。せいぜいが10ページほどではないだろうか。であれば、である。サッと読めて、作品の(あらすじ以外から)概要が知れる「あとがき」や「解説」を読むのは自然な考えであるように思う。もしこれが一般文芸の話ならば、後ろのページを真っ先に読む読者は多いのではないかと思われる。ラノベには解説はあまりついていないようなので、「あとがき」を読むことになるだろう。

 あとがきを読むメリットとしては、作品それ自体というよりも作者自身について知ることができるという点だろう。またきちんとした文章で書かれているかどうか、というのもチェックしておけば、「なんじゃこの日本語は」と読んでいて思わず頭痛を覚えるような作品を回避できる。

 あとがきの問題点は、多くのラノベ作家はあとがきにテキトーな、どーでもいいことを書く傾向があるという点だ。作品の背景を説明している貴重なあとがきもあるにはあるが、あまり期待はしないほうがいい。筆者がよくあとがきで目にするのは、「あとがきって何書いたらいいのかわかんないんだよねー」という、思わず「知らんがな」とツッコミを入れたくなってしまう文言である。



 6. 一般文芸レーベルでも活躍している作家の作品を読む。

 文章は、一般文芸とラノベでかなり違うと思っておいて間違いはない。平均的には、ラノベ作家の文章力は一般作家のそれよりも低いとされる。この点に関しては、筆者も特に言うことはない。

 ストーリーを重視し、文体や文章表現にこだわらない方ならば、ラノベの文章水準に拘泥する必要はない。しかし、一般文芸を読みなれている方であれば、ラノベの文章に違和感、というよりも不快感を示す可能性は否定できない。ひどいものは本当にひどいので、そのような作品はぜひとも避けたいと思われることだろう。

 そこでオススメしたいのは、一般文芸の作品も出している作家である。このような作家は、ラノベ作家の中でも比較的文章が安定しており、読みやすさがそれなりに保証されていると思っていいと思う。また、ラノベそのものに抵抗を持っている人にとっては、ラノベ界に入るための絶好の入り口となっている。具体的な作者名はここには挙げないが、まずは自分のお気に入りの作家がラノベを書いていたりしていないかどうかチェックしてみるのがいいのではなかろうか。



 7. Go○gle先生に聞こう。

 読みたい作品の傾向が自分のなかで固まっているのなら、いっそ検索エンジンに放り込んでしまおう。「ラノベ オススメ SF」とか「ラノベ 女性主人公」とか「ラノベ 異世界もの」とか「ラノベ 学園」などなど。どこかの誰かが書いたブログや質問サイトが引っかかるはずである。そこから興味を引く作品を探すのが、手っ取り早い。



 8. 趣味の合うラノベ読者を探そう。

 自分一人で名作を探し出すのは、骨が折れる作業である。また、上述したように大々的に行われるランキングや、他メディアへの露出度は、参考にならないことがある。そこで、もっと確実性が高く、また、苦労せずとも済む方法を考えた。他のラノベ読者を頼るのである。

 リアルでラノベを読むお友達がおられるのなら、どのような作品を読んでいるのか聞いてみよう。タイトルや概要、オススメ度なんかは参考になるだろう。もちろん、その友達の好みが自分に合っているかどうかはわからない。2、3作試してみて「違うな」と思ったら、次に買うラノベの参考にするのを止めれば良い。趣味が合うようなら、ラッキーである。どんどんオススメ作品を教えてもらおう。

 リアルの知り合いにラノベ読者がいない場合でも心配は無用である。今はSNSが発達している。また、読者が集まるコミュニティサイトや、読書記録を登録、公開できるサイトがある。これらを検索機能とともに活用すれば、割と簡単に趣味の合う読者は見つかるのではないだろうか。

 筆者が個人的に思うのは、「評論家がいてくれたらいいなあ」ということである。評論家、それは、(あえて言うなら)「玉石混交」のラノベ界の道しるべとなるであろう存在。自分と価値観の合う評論家は、非常に有用である。多くの作品を読み、発掘作業に勤しんでいる評論家がいれば、埋もれた名作も陽の光を浴びることができるだろう。ある意味では、作者と読者をつなぐ架け橋にもなりえる人たちである。

 今のところ、残念ながら、信用に足る評論家を筆者は存じ上げていない。しかし、いずれ出現することを願って、この節を終えることにしよう。



 だいたいこんなところだろうか。

 個人的な話をすれば、筆者は検索エンジンを使って、次に買いたい作品を選ぶことが多い。そんな筆者は、これまで読んできた小説をWEB上に公開している。それらは読書記録を管理するサイトにまとめてある。筆者のブログから飛べるはずである。もしご興味あれば、一度覗いていただくのもよいかもしれない。もしかすると、趣味が合うかも……?(BANを喰らうのが怖いので、URLはここには載せない)

それでは、読者さま方の良きラノベライフを願って。
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