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[1分で読める] 超能力捜査官 [掌編小説]

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 なんだこいつら。そこらのインチキ霊媒師と変わんねえじゃねえか。
 何が超能力捜査官だ、何が元FBIだ。
 お前ら、それで本当に被害者の無念が晴らせると思っているのか?
 大概にしとけよ、こんなクズみたいなテレビショー。
 クソっ。馬鹿にしやがって。
 的外れなことばっか言いやがって。
 悲惨な事件を視聴率獲得の餌にしやがって。
 これを見る視聴者も視聴者だ。
 そんなに他人の不幸が見たいのか? どこまで腐りきってやがる。
 こんな似非科学番組への出演を承諾した遺族が憐れだ。

 だめだ。怒りが抑えられない……!
 こうなったら、電凸してやる!

「あんなあ、今やってる番組あんだろ。そうだ『超能力捜査官』ってやつだ。あれな、あの事件な、犯人は俺だ。はあ? イタズラ電話じゃねえよ。おい、待てよ! マジだっ……」

 プープープー。

 3日後、無事に俺は逮捕された。
 迷宮入りとされた事件が、また一つ超能力捜査官によって解決された瞬間だった。


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