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[長編] 魔法少女は誰かを愛しちゃダメなんですか

第6話 クッキーさんのおかげ

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 う、うーん?ここは?家じゃないの?

 うわ、体だるっ。起きるのが大変だ、これ。まぶた重い……。

「へえ、クッキーっていうんですか。あのホワホワしてたの」

 聞き覚えのある声。……アイちゃん?

「うん」

 こちらはメイか。

「クッキーって、可愛い名前ですね」

「わかる?」

 あれ?なんかメイの声色が若干うれしそうな……。

「チョコもいる」

「わあ、それも可愛い」

 ミミは目を開けた。周囲を見回す。

「あ、ミミさん起きたみたいです」

 シズの声だ。



 そこはファミレスだった。どうやら席について寝ていたらしい。

 隣にメイがいた。いつも通りのほぼ無表情だ。テーブルを挟んだ向かい側に、シズとアイがいる。

 テーブルには、各々が頼んだ料理のお皿とジュースが載っている。

「先輩!」

「は、はい」

 アイが乗り出してくる。

「負けました!」

 ……そうだ、思い出した。アイと勝負をして、勝ったのだ。だが、体力も魔力も限界で倒れてしまったのだった。

「あ、あはは。なんか、勝ったのに倒れちゃって格好悪いね。それにここまで運ぶのも大変だったでしょ」

「あ、それはメイ先輩が」

 え、メイが運んでくれたの?

「お、重くなかった?」

 メイが飲み物をストローで一口飲んで、応える。

「別に。軽くしたから」

 ああ、性質変化を使ったのか。

「でも、わざわざおぶってくれたんでしょ」

 テーブルをぼんやり見ながらメイは、首を振った。

「ううん。浮かせてここまで連れてきた」

 な、なんだって……!魔力に余裕があるからって、やることが違うなあ。というか、じゃあ、私は、結局、メイに、触れられ

「お聞きしたいんですけど!」



 ビクッとして、ミミはアイのほうを振り向く。

「な、何かな」

「あの、ミミ先輩はどうやって、私の風を避けたんでしょうか」

 アイは自分の敗因が知りたくて仕方ないらしく、うずうずしていた。

「何か私の魔法に不備でもあったんでしょうか」

「あー、それはクッキーのおかげだね」

「メイ先輩の使い魔ですね。先ほど教えてもらいました」

「うん。じゃあ、もう知っているかもしれないけど、クッキーは魔力探知に特化した使い魔なの」

 ふむふむ、とアイはうなずく。

「で、勝負開始直後に、クッキーにある魔法をかけてもらったんだよね。その魔法っていうのが、魔法をかけられた対象者が、自分の眼で魔力を視認できるようにするためのものなの。これで、私はアイちゃんのエネルギー変換の魔法を視認できるようになったわけ」

「なるほど。私もぼんやりとなら強い魔力を視認できますけど、それの感度を高めた、ということですね」

「そうそう。私は、素のままだとアイちゃんほど感知はできないんだけどね」

「でも、それでどうして風を避けることができるんですか?」

「これは、私の賭けの部分だったんだけど……。もしかしたら、アイちゃんの使う面の風は、均一じゃないんじゃないかって考えたの。だから、魔力をこの眼で見えるようにして、それを確かめた。すると、思った通りだった。確かに私に向かってまっすぐ飛んでくる風は、威力も強いし魔力の密度も高かったんだけど、真ん中から少し外れると強い部分と弱い部分あったのね。それで弱い部分が当たるように、自分の立ち位置を調節した。それで風を避けたように見えたわけ。二回目の風は一回目よりも威力が強かったから、エネルギー散消を使ったけどね」

「そうだったんですか。私、自分の放った風を視認することはできないので、気づきませんでした」

「普通は、そうなんだと思う。よほど強い魔力感知の能力を持っている人か、クッキーが使ったような魔法をかけてもらわないと、なかなか気づかないと思う」

「じゃあ、私の最後のテレキネシスも見えていたんですね」

「うん。アイちゃんの右手に魔力が集中しているのが見えた。そして、その手から攻撃が放たれると予想した。だから、私はとっさに反応して避けることができたの」

 ミミの話を聞いたアイは満足気だった。

「はあー。私は負けるべくして負けたんですね」

「まあ、大部分がクッキーのおかげなんだけどね」

 ミミは先ほどの言を繰り返した。

「いえ、これで私の魔法の弱点もわかりました。視認されるのは仕方がないとしても、面の風に強弱があるなんてわかりませんでしたから。エネルギー変換の風については、結構練習したつもりだったんですけどね。まだまだみたいです」

「こんな私が言うのもなんだけど、これからまた頑張ってね」

「はい!ミミ先輩!」

 ミミが少し身をよじる。

「うーん、なんかその先輩っていうの。ちょっと恥ずかしいかな」

「え、でもミミ先輩もメイ先輩も高校生なんですよね。だったら先輩です」

「や、そうかもしんないけどさ」

 中学、高校と帰宅部だったミミは、先輩と呼ばれ慣れていなかったのだ。

「じゃあ、こうしましょう。ミミ先輩のことはミミさんとお呼びすることにします」

「うん、それならいいかな」

「で、私のこともちゃんづけでなく、アイと呼び捨てにしてください」

「うん、わかったよ、アイ」

「はい。ミミさん」



 グー。ミミのお腹から音がなった。

「あ、えへへ。お腹すいちゃってたみたい。私も何か頼んでいいかな」

「どうぞ」

 シズがメニューを取り出し、ミミに渡した。

「ありがとう。さーて、何にしようかな。ハンバーグ?ドリア?それとも……」

 ミミが迷っていると、

「そろそろ2時になる」

 メイが切り出した。

「ええ、もうそんななの!?」

「今日やれることはやってしまわないと」

「じゃあ、大急ぎで食べるから、ちょっと待ってて、みんな!」

「うん」

「はい!」

「お待ちします」

 ミミの一人早食い大会が始まろうとしていた。
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